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「血管の流れの病気を防ぐために」

カテゴリ : 生活習慣病
■ 鍵は血管内皮 (けっかんないひ)

ガンと並んで日本人の死亡原因として多いのが、心臓(心筋梗塞、心不全)、脳(脳卒中=脳出血、脳梗塞など)に代表される血液循環器系の病気です。残念ながらガンは、「これさえすれば防げる」という病気ではありません。一方、血液循環器系の病気はかなりの確率で予防できることがわかっています。

血液循環器系の病気は、動脈硬化(血管の柔軟性がなくなること)や心臓の筋肉の不調によってもたらされます。その原因となるのは、高血圧、糖尿病、高脂肪(中性脂肪、コレステロール、体脂肪、内臓脂肪、肥満)であり、結局は生活習慣が大いに影響を及ぼします。

では、高血圧、糖尿病、高脂肪を治療すれば、心筋梗塞や脳卒中が防げるかというと、それだけでは防げないことが、最近の研究でわかってきました。そこで問題になるのが、『血管内皮(けっかんないひ)』です。

血管は、三層構造になっています。血液が通る内側から、内膜・中膜・外膜です。とくに、血液と直接触れる内膜(血管内皮)の状態がたいせつです。なぜなら、内膜の内皮細胞がいろいろな血管保護物質を出し血管を守っているからです。その代表的なものが、NO(一酸化窒素)です。NOは血管保護だけでなく、血管の筋肉を緩る、冠血流(心臓に血液を送る)の維持、心筋の収縮・代謝を良くする、血栓(血液の流れをせき止める血液の塊)などの働きをします。

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■ 狭心症や高血圧の薬を飲んでいるだけでは、心筋梗塞・脳卒中は防げない

心筋梗塞や脳卒中という死に至る病気は、狭心症の薬を飲んだり、血圧をコントロールする薬を飲んでいるだけでは防げません。なぜなら、このような薬物による治療だけでは、血管内皮の状態は改善されないからです。血管内皮の状態が悪いと、内皮が膨らみ破れやすくなります。破れると内容物が血管内に出てしまい、血管を塞いだり、血栓(血液の塊)を作って、心筋梗塞や脳卒中の引き金になります。

血管内皮の状態は、前述のNO(一酸化窒素)の値を指標とすることができます。血液中のNOの値が低いと、血管内皮の状態が悪いと判断されます。NOは、高血圧、糖尿病、高脂血症、喫煙、肥満、加齢で確実に少なくなります。また動物実験レベルでは、女性ホルモンの減少でも、NOは低下します。しかし、主にNOを増やす作用のある薬は現在のところありません。

■ 血管内皮を改善するには

血管内皮の状態を良くすることが、動脈硬化を改善し、心筋梗塞や脳卒中を防ぎます。現在、動物や人を使ってどのようなことが血管内皮にとってよいかの研究が実施されています。現段階では、次のような事項に留意することが望ましいと考えられています。

● 運動 Image
● 肥満の解消 (とくに内臓肥満)
● 肉食を減らす
● 脂肪の摂取を減らす
● 糖分の摂取を減らす (特に食後高血糖を避ける)
● 大豆・納豆 (ナットウキナーゼ、イソフラボン) の摂取
● 食物繊維の摂取
● 穀類
● 青魚

食生活改善が充分でない場合は、動脈硬化・血液の滞りを改善するサプリメント(抗酸化作用のある)、薬草を補助的に利用するのも効果的です。

■ とにかく予防

血液循環器系の病気(心筋梗塞、脳卒中)は、予防ができます。しかし、高血圧、糖尿、中性脂肪、コレステロールなどの血液検査で表れる「数値のコントロール」だけで安心してはいけません。食生活を見直し、運動を心がけ、肥満を改善する。そのような日常の事柄で、血液と血管は蘇ります。

薬のグリーン会

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2012-04-03 13:17:33

「何故ボケる」(認知症のお話)

カテゴリ : 認知症
■ なぜボケる?(認知症のお話)

これから日本は、お年寄りの多い社会になっていきますね。年を取るといちばん心配なのは、健康のことです。心臓病、脳卒中、ガンなど死亡原因のトップ3、高血圧、中性脂肪、糖尿病など生活習慣病、腰痛・膝の痛み、足腰の衰えなど、心配の種はつきません。とりわけ、認知症(痴呆症=ボケ)は、本人にも家族にもたいへんつらい病気です。認知症になってボケてしまた本人は、なにもわからない、なにも感じないわけではありません。自分が崩れていくよう、見知らぬ世界をさまよっているよう、光や音に過剰に敏感になる、という不安におびえながら生きています。

認知症の患者数は、2005年時点で189万人です。2020年には、約300万人と予測されています。65歳以上の人口に占める割合は8.9%で、10人に1人の割合で認知症患者が増える勢いです。現在、認知症を治す手だてはありません。認知症にならないように予防する、認知症に早い段階で気付き、病状の進行を遅らせることが大切です。

■ 認知症の症状

認知症の中心となる症状には、次のようなものがあります。(中核症状)

(1) 記憶障害
直近のことを忘れてしまう。同じことを繰り返す。例えば、今朝の朝食のメニューを単に忘れただけなら、ヒントによって思い出すが、認知症の場合は食べたこと自体がすっぽり抜け落ちてしまう。

(2) 見当識障害
今がいつなのか、ここはどこなのか、わからなくなる。一般に、時間→場所→人物の順でわからなくなる。

(3) 判断力低下
寒くても薄着のまま外に出る。真夏でもセーターを着ている。段取りができない。(料理を作るため、メニューを考えたり、食材の買い物をする、調理をするといった段取りができない)

さらに、これらの主症状に付随しておこる症状があります。(随伴症状)

① 妄想 (もうそう)
しまい忘れたり、置き忘れたりした財布や通帳を誰かが盗んだ、自分に嫌がらせをするために隠したという「もの盗られ妄想」の形をとることが多い。このような妄想は、最も身近な家族が対象になることが多い。この他に「嫁がごはんに毒を入れている」という被害妄想や、「主人の所に女が来ている」といった嫉妬妄想などもある。

② 幻覚 (げんかく)
認知症では幻聴よりも幻視が多い。「ほら、そこに子供たちが来ているじゃないか」「今、男の人たちが何人か入ってきたのよ」など。

③ 不安
自分が認知症であるというはっきりした病気への認識を持つことはないが、今までできたことができなくなる、今までよりもの忘れがひどくなってきているという感覚があることは珍しくなく、不安や焦燥などの症状が出現する。また、不安や焦燥に対して防衛的な反応として妄想がみられることもある。

④ 依存
不安や焦燥のために、逆に依存的な傾向が強まることがある。一時間でも一人になると落ち着かなくなり、常に家族の後ろをついて回るといった行動があらわれることがある。

⑤ 徘徊 (はいかい)
認知症の初期には、新たに通い始めた所への道順を覚えられない程度であるが、認知症の進行に伴い、自分の家への道など熟知しているはずの場所で迷い、行方不明になったりする。重症になると、全く無目的であったり、常同的な歩行としか思えない徘徊が多くなる。アルツハイマー病に多く、脳血管障害による認知症では少ない。

⑥ 攻撃的行動
特に、行動を注意・制止する時や、着衣や入浴の介助の際におきやすい。強制や、型にはめようとすることで不満が爆発するということが少なくない。また、幻覚や妄想から二次的に生じる場合もある。

⑦ 睡眠障害
認知症の進行とともに、夜間の不眠、日中のうたた寝が増加する傾向にある。

⑧ 介護への抵抗
理由はわかりませんが、認知症の高齢者の多くは入浴を嫌がるようになる。「明日はいる」「風邪をひいている」などと口実をつけ、介護に抵抗したり、衣服の着脱が苦手であること、浴室の床でころぶかもしれないことなど、運動機能や条件反射が鈍くなっているための不安、水への潜在的な恐怖感などから生じると考えられている。

⑨ 異食・過食
食事をしても「お腹がすいた」と訴える過食がみられたり、食べられないものを口に入れる異食がみられることがあります。口に入れるのは、ティッシュペーパー、石けん、アイスノンの中身までさまざまである。

⑩ 抑うつ状態
意欲の低下(何もしたくなくなる)や、思考の障害(思考が遅くなる)といった、うつ病と似た症状があらわれることがある。うつ病では、「気分や感情の障害(悲しさや寂しさ、自責感といったもの)を訴えることがあるが、認知症では訴えることは少ない。

以上、(イーローゴ・ネットより引用)

■ 認知症の原因

認知症になる原因は様々ですが、脳血管型とアルツハイマー型で認知症のおよそ8割を占めます。

a.脳血管型
脳出血、脳梗塞などの脳の血流に関係する病気によっておこる。

b.アルツハイマー型
原因はわかっていないが、脳の神経細胞が少なくなって、脳が萎縮する病気。

c.その他
ビタミンB1欠乏症(お酒の飲み過ぎでも発症)、脳腫瘍、ホルモン異常、肝臓病・腎臓病、慢性硬膜下血腫・頭部外傷後遺症 (ちょっと転倒して頭を打ってもおこることがある)など。    

■ 認知症にならないために (予防法)    

脳血管型とアルツハイマー型の痴呆は治らないので、予防が重要です。    

【ボケないための10ヶ条】

1. 生涯学習
2. 広い関心、興味、気配り
3. 趣味と創造の喜び
4. 多くの人との交流
5. スポーツ・運動
6. 転倒などで頭部に外傷を負うことを避ける
7. 食塩摂取・食べ過ぎに気をつける
8. 生活習慣病の改善
9. 物忘れがはじまったら要注意
10. 相談は早めに    

規則正しい生活、社会との接触、手を動かす趣味にいそしむことは、認知症予防に役立ちます。また、食生活も多いに関係します。ビタミンC、E、βーカロチンを含んだ緑黄色野菜、食物繊維、青魚、大豆はおすすめです。    

また、脳血管型の痴呆も、アルツハイマー型の痴呆も、動脈硬化によって発症の危険が高くなります。血管が柔軟であるためには、ミネラルなど微量栄養元素が欠かせません。血液の中の脂質がサビて(酸化)血管の壁にへばりつくと、血管は硬くなります。亜鉛、セレン、クロムなどのミネラルは、この脂質の酸化を防いでくれます。    

また、天然の薬草にも血液の流れを改善するものがあります。心配な方は、適したものを補助的に利用するのも良い方法です。

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2012-04-03 13:04:15

「免疫力の落ちる季節」

カテゴリ : 免疫
■ 気候の変化で免疫力が・・・

慢性的な病気、持病を持っている方は、一年のうちで好不調の波がありますね。

それは、病状自体の問題以外に、季節的な養親が影響することがあります。
寒くなると痛みが出る人、梅雨時に皮膚病が悪くなる人・・・など、さまざまです。

では、ガン患者さんにとって、イヤなこと。それは、免疫力の低下です。免疫力が低下する原因は、いくつかあります。

★老化
★過労
★睡眠不足
★ストレス
★食生活の乱れ
★暑さ・寒さ

最後の「暑さ・寒さ」は、労働環境も関係しますが、誰にでも影響するのは気候です。
夏の暑さ、冬の寒さは、体力を消耗し免疫力を低下させます。
具体的にいつ、その経口が現れるかといいますと、お盆すぎ、秋風が吹き出すころ、正月明け、寒さが身に染みてくるころこの2つの時期が、一般的に免疫力が低下するといわれています。

夏バテは暑い盛りより、夏の後半から本格化します。暑さのピークは夏休みに入る7月の後半からお盆にかけてです。
高い気温による体力消耗、暑さをしのぐための冷房・冷たい飲食物の摂取(体の外・内を冷やす)これらが続くことによって、体にだんだん負担がかかり、免疫力の低下を招きます。
とくに冷房・冷たい飲食物はボディブローのように後半ダメージをもたらします。
内臓が冷えると、朝夕が涼しくなってきた時に、体を温める力が働きません。
お盆を過ぎたら、極力温かい飲食物を摂るよう心がけたいものです。

寒さはいうまでもないでしょう。例年のインフルエンザの流行をみても、年内より正月明けから2月頃が圧倒的に患者数が増加します。
この時期インフルエンザが蔓延するのは、インフルエンザのウィルスが強力になるのではなく、寒さの蓄積で免疫力が低下するからです。

ガン患者さんにとって免疫力が低下するということは、即、ガンが成長しやすいということです。
つまり、夏の後半、冬の後半は、ガンが悪化しやすいので、充分お気をつけください。

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2012-04-03 12:30:32

「非常識抗ガン剤」

カテゴリ : 免疫
■ 非常識な抗ガン剤の使い方で長生きできる

~ちょっとたげ抗ガン剤+免疫力~     

これからお伝えしようとするのは、正規の病院での「標準的な抗ガン剤治療」からすると、ハシにもボウにもかからない、”効かない” 抗ガン剤の使い方です。
しかしながら、現実には余命を宣告されたようなガン患者さんが、『非常識』な抗ガン剤の使い方と免疫力によって、苦しい思いをせずに生きながらえているというケースがあることをご存知でしょうか?
少々専門用語もでてきますが、極力やさしい表現でレポートします。

■ ガンの誤解

ガン=死は、早計。

ガンは早く手術(切り取る)、抗ガン剤(毒殺)、放射線(焼き殺す)で取り除かないと、患者はすぐに死んでしまう。

このイメージは、多くのガンに当てはまりません。ガンがあるだけでは死にません。
ガンが大きくなって生命活動にかかわる重要な内臓の働きを妨げることによって死ぬのです。
しかも、一部のガンを除いて大きくなるスピードは一般の方が考えているよりゆっくりです。

みなさん、意外にこの事実をご存じない。(一般的に病院で主治医はそんな説明はしませんから)それより、ガンは死に直結する病気という想いが先にたち、とにかく一刻も早く治療を終えて、ガンの恐怖から開放されたい。
早期のガンなら、手術や比較的簡単な措置で「はい終わり」で済みます。
しかし、再発・転移・進行・末期という頭文字がつくガンは、そう簡単にはいきません。
そこで、抗ガン剤や放射線を用いて、なんとかガンを消そう、小さくしようとやっきになる。
副作用に耐えながら、必死に治療する。すると、一時的にガンが小さくなることもあります。
ところが、全身に作用する抗ガン剤の副作用で、免疫力が低下してしまえば、またぞろガンが頭をもたげてくる。細胞を殺す効果のある強い抗ガン剤をずっと使い続けるわけにはいきません。強い抗ガン剤で体力を消耗したとしたら、増殖するガンに対してほとんど無抵抗の状態になってしまいます。

■ ガンがあっても生きていける     

そこで、もう一度冷静に考えてみましょう。     

ガンがあるだけでは死にません。
    
あなたが体の中にガンを抱えていながらも、いま生きて日常生活が送れているとします。
ということは、ガン細胞が今の大きさのままで止まってくれれば、まさにその生活ができるわけです。健康な人と比べれば、多少不都合さはあるかもしれません。しかし、ガンが今の状態で増殖(増える・大きくなる)活動を中止すれば、今と同じ生活ができます。

では、その状態を保つにはどうしたらいいか?     

その一つの方法が、《ちょっとだけ抗ガン剤+免疫力》です。

■ 抗ガン剤が「効く」とは?

ではまず、抗ガン剤の復習です。
抗ガン剤は、ガンが小さくなること、消えることが「効果」として認定される条件です。
抗ガン剤の効果は、「奏効率(そうこうりつ)」で表されます。

★著効 (CR=完全寛解=かんぜんかんかい)
腫瘍(ガン)が消失し、それが4週間以上持続するもの
★有効 (PR=部分寛解=ぶぶんかんかい)
腫瘍が50%以上縮小し、それが4週間以上持続するもの
★不変 (NC)
腫瘍の大きさの変化がPRに満たないか、不変の状態が4週間以上持続するもの
★憎悪 (PD)
腫瘍の増大や新たな病変が見られた場合

医師が「この抗ガン剤の効果は○○%です」というのは、《著効》と《有効》がどのくらいあるかというデータに基づいています。
問題なのは、上記の奏効率の「期間」を見てもらえばわかるように、ガンが消失したり小さくなる期間が「4週間以上」なら、著効・有効と判定されてしまうことです。
つまり、もし4週間効果があった後、5週目でまたもとの大きさに戻ったとしても、それは「効果があった」という評価になってしまうのです。

このような効果判定のもとに認められた抗ガン剤を、各ガン学会(胃癌学会、大腸癌学会、肺癌学会など)が定めた「標準的治療」に基づき、医師は患者さんに使うわけです。
しかし、こう言うとみなさん驚かれるでしょうが、抗ガン治療によってガンが小さくなることと、よい状態で長く生きられることは、必ずしも一致しません。
その理由は次のとおりです。

ガンが小さくなることを目的に抗ガン剤を使うと、ガン細胞を殺すための最大量を投与しようとします。抗ガン剤は、抗ガン剤が効いてガンが一時的に小さくなったとしても、抗ガン剤が効かなかったとしても、患者さんの体への負担からずっと続けるわけにはいきません。
ところが抗ガン剤を使っている間に、ガン細胞の増殖を阻止する免疫細胞が弱ってしまうと、抗ガン剤を止めた途端に、ガン細胞の増殖は活発になってしまいます。
これが、標準的な抗ガン剤使用によって、ガンの縮小効果とよい状態での生存が比例しない原因と考えられています。

■ ガンを持っていても元気な人は、免疫力が高い

ガンを持っていても元気な人、それは十分な数の免疫細胞が活性した状態で働いていることが必須条件です。手術・抗ガン剤・放射線という現代医学の標準的なガン治療を行

った人でも、ガンの自然退縮を成し遂げた人でも、ガンと共存しいている人でも、高い免疫力という条件なしでは、それらは不可能です。     
    
実際に、体内にガン細胞が存在しながらも、日常生活を元気に送っている人の血液を調べてみると免疫細胞は、高い数値を示すそうです。     
    
■ ガン細胞を殲滅しなくても、ガン細胞にちょっかいを出す程度の抗ガン剤でいい
    
しかしながら、ガンが進行していくほど、免疫力は低下します。
また、ガンは免疫細胞をかく乱する物質や、おとりを出して、免疫細胞の目をごまかします。
たとえ免疫細胞が量・質ともに充実していても、ガン細胞を「敵」として認識できなければ、攻撃をしかけることができません。
    
そこで、「アポトーシス」 で述べたように、ガン細胞を叩きのめせなくても、傷つけることで細胞変性や壊死(ネクローシス)、炎症的な反応が生じれば、免疫細胞が化けの皮のはがれたガン細胞を見つけ、攻撃することが出来ます。
その化けの皮をはがす仕事を、副作用が出ない程度の抗ガン剤にやってもらう。

免疫細胞の攻撃力もまんざらばかにしたものでなく、集中攻撃できれば自然退縮が無理でも、ガン細胞の増殖を抑え込み、ガンの大きさが変わらなければ、今の状態の身体を維持できるのです。

■ 『ちょっとだけ抗ガン剤+免疫力』で苦しまずに長生き

常識では効いたと認められない少量の抗ガン剤と、患者さん自身の免疫力で、ガンの大きさは変わらないにしても、ガンの増殖・進行を抑制する。それによって、副作用に苦しまず、体力を消耗せず、免疫力を落とさず、日常生活を送り長生きする。
これが《ちょっとだけ抗ガン剤+免疫力》のメリットです。

詳しくは、下記の書籍をお読みになるといいでしょう。
    
「決定版 がん休眠療法」 (高橋 豊 講談社+α新書)
「間違いだらけの抗ガン剤治療」 (梅津 充 ベスト新書)

この中で報告されている実例を簡単に紹介すると、膵臓ガンの肝臓転移、肺ガンの再発、乳ガン再発肝臓転移、乳ガン肺転移など、通常では余命数ヶ月と先刻されるようなケースでも生存期間があきらかに延長されています。

個々の抗ガン剤の使い方・量に関しては専門の医師の判断が必要になります。
(もっとも少量の抗ガン剤投与に理解を示す医師に出会うのは用意ではありませんが)ひとつの目安は、副作用、特に食欲・下痢など消化器系のものと、免疫力を低下させないことがポイントになりそうです。また、早期以外のガンの場合は、免疫力をあげるサポートとして、適切なサプリメント(補助食品)を用いることで対応できます。 (ガンの進行:度ステージⅡ以上なら、なんらかのサプリメントが必要と説く医師もいます) サプリメントを利用する際は、しっかりした裏づけがあり、価格も適切なものを選んでください。


2012-04-03 12:29:05

「乳ガンと食事」戦後50年でこう変わった

カテゴリ : 免疫
■ 乳ガンと食事

ガンの発病と食事の因果関係は、さまざまな識者がさまざまな角度から語っています。戦後の急激な食事の欧米化=肉食・乳製品・脂肪食の増加=は、もともと日本人に多かった胃ガンより大腸ガンを増やした、というのも「通説」になりつつあります。

先日、「粗食のすすめ」の著者 幕内秀雄さんの講演を拝聴する機会がありました。
私が役員をしている薬のグリーン会という薬局薬店の定期勉強会に幕内さんをお招きし、食に関するテーマで講演して頂きました。
現代の日本の食生活には問題点が多いのです、もっとも注目すべきなのは、この50年で大きく変わってしまった食週だそうです。

おかずの品目が、野菜、海藻、魚介類から肉類・脂肪に変わったということより、実はもっと深刻な変化があります。
それは、主食であるお米を食べる量が極端に減ったということです。
そして、ご飯の代わりに大幅に増えてしまったのが、輸入小麦粉、砂糖、油脂です。パン、サンドイッチ、スパゲティ、ピザ、ラーメンという「カタカナ主食」が増えました。これら主食に付随する副食も、油を使ったものが多くなります。

なかでも幕内さんは、パンの食べすぎに警告を発しています。
市販のパンの表示を見てもらうとわかるように、油と砂糖がしっかり入っています。
(果糖、ぶどう糖糖液、砂糖、パター、植物油・・・)。ここが、ご飯との大きな違いです。ご飯の代わりにパンを食べることで、日本人の主食が油漬け、砂糖漬けになってしまった。

幕内さんは、長年ガン患者さんの食生活指導にも携わっておられます。
その中で、明らかに食事が影響するガンとして「乳ガン」をあげています。
今や乳ガンは、女性のガンのトップ(罹患率)です。また、乳ガンの特徴としては、高齢者に多いのではなく、45歳ころが乳ガン発症のピークになっており、20代30代の乳ガンには、はっきりと地域性が表れています。
乳ガンの死亡率ベスト9 (厚生労働省調査 1995~1999)は

1位 東京都
2位 神奈川県
3位 大阪府
4位 北海道・千葉県
6位 福岡県
7位 埼玉県
8位 京都府
9位 愛知県

という順です。
逆に近いのは、岡山県、鹿児島県、香川県、高知県、福島県です。
首都圏、都会のある地域に乳ガン患者が多いということになります。

幕内さんが接した乳ガン患者の8割以上が、朝食にパンを食べ、昼食にもサンドイッチ、スパゲティが多いとのことです。この食生活と乳ガンの関係は、乳ガン多発の地域性、年代性にも色濃く表れているといえるでしょう。
詳しくは、「乳ガンから命を守る粗食法」 (幕内秀雄著 二見書房) をお読みになってください。

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2012-04-03 12:09:47

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